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人生やビジネスで学びと気づきをもらった書籍を紹介していきます。たまに本以外で役だったアイテムについてもつぶやきます。

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加藤諦三氏の「自信」に見る、ありのままで生きる事の大事さ。

カズです。

 

今回は加藤諦三氏の書籍、

「自信」の再読了後レビューです。

 

この本を最初に読んだのは僕が18歳の時。

 

丁度、大学進学をするか、

就職してしまうか人生の岐路に

立っていて迷いまくってた時です。

 

まぁ、こんなタイトルの本を

読むぐらいだからわかると思いますが、

当時の僕は自分に自信が全くありませんでした。

 

特にやりたい仕事も無いし

かと言って暇つぶしに大学に行くのも違う。

 

周りが大学進学や就職しているのに、

自分は何をやりたいかもわからなくて

全く行動に移せていなくて不安で仕方無かった。

 

だから、ちょっとでも

今の人生から先に進みたくて、

少しでも自信をつけたくて、この本を手に取りました。

 

最初は

 

「これ読むだけで自信つきそう」

 

みたいな軽いノリで読んでましたが、

読んでいく内に、自分の思考のクセや生き方が

ダイレクトに「自信の喪失」に繋がってたと実感。

 

10代の頃の僕の生き方を

かなり良い方向に変えてくれた一冊です。

 

加藤諦三氏が教えてくれた、自信を持つための3つのポイント

 

加藤氏の「自信」の中では

 

「自信を持ち育てるための3つのポイント」

 

が、挙げられていて

その3つのポイントを押さえる事が

自信を形成するために重要だと説いています。

 

そのポイントは

 

①正しい人間解釈をすること

②自分で自信を無くす思考や行動をしない事

③正しい自信獲得法を学び実践する事

 

という3つです。

 

そして、このポイントを

効率良く学ぶために全6章に渡り

事例を元にした「自信獲得法」を解説されています。

 

 どの章も読みごたえがあり、

面白いのですが、特に印象に残ったのが

第1章「自信が生まれる生き方、無くなる生き方」です。

 

・人間は自分と同じ考えや行動する人を好むので、

劣等感を持つと劣等感を持つ人間と仲良くなる。

 

・自己主張出来ない受け身の人間は自信が無い。

だから自信が無いのであれば、周りの人間関係を見直してみること。

 

・特にあなたを操作しようとする人に注意すべき。

何故ならいつまでも、あなたを操作して支配下に置こうとするから。

(常に自分が、あなたより上だと思わせる事で自尊心を満たそうとする。

逆に、あなたは自信をどんどん失ってしまう)

 

このように

 

「自分と他者(周りにいる人間)との関係性が

今の自信の無い(もしくは自信に満ちた)自分を作っている」

 

という内容は、自分の内面だけを改善すれば

勝手に自信はついていくと勘違いしてた僕には衝撃的な事実でした。

 

就職も大学進学も、自分の判断だけで

進路を決めようとしているつもりでしたが、

 

・友達の意見

・両親の意見

 

に、かなり左右されてて、よく考えると

自分の考えは「後回し・周りのいいなり」

みたいな状況に陥ってましたからね(^^;)

 

当時の僕は、自分の人生なのに、他人の意見を

必要以上に優先して判断力を失ってたわけです。

 

それが優柔不断に繋がり、

結果的に自信を失う・・

という、悪循環になってました。

 

この章を読んだ後は

”自分の人生は自分で決めよう”というか

 

「自分の人生は自分で決めて良いのだ」

 

と、腑に落ちましたし、周りの全ての人と

親しくする必要は無いし、ありのままの

自分の姿を好きでいてくれる人を大切にしようと思えるようになりました。

 

本当に、この章を読んだ時から

自分の認識がガラリと変化したし、

エネルギーが沸いてきたのを覚えています。

 

あと第4章の

「自信は「ある」ものではなく「育っていく」もの」

の、内容もかなり良かったです。

 

自信のある人って周りから見ると

「最初から自信満々である」ように見えますが

 

実はそんな事は無くて、

自信満々な人も最初は自信が無い状態であり、

 

だけど、

 

「自信が無い自分を受け入れて生きていこう」

 

というところからスタートしたからこそ

「どうやれば自信がついてくるのか?」を

考えて成長していけたという事が書かれています。

 

つまり、自信をつけていくには、

 

「自信が無い自分をまず最初に認める事、弱さを認める事が大事」

 

というわけですね。

 

僕は自信を持とう持とうと思うばかりに

自信たっぷりな態度を取ったり、不安に思う事も

無理して大丈夫なように振舞ってましたが、

 

「虚勢を張る行動がかえって自信を無くす事に繋がってた」

 

と、この章を読む事で気づけたので

「自信が無いままの自分でも良いんだな~」

と、かなり認識が変わって楽になったのを覚えています。

 

以上、この2つの章が

特に印象に残ったのですが、他にも

 

・見たままを感じて表現することが大事

・あえて周りの期待に「応えない」事をしてみる

・今までと違った種類の人と付き合ってみる

・失敗するのが問題では無く、失敗して何もしないで悩む事で自信が無くなる

・逆にできる事をやっていく内に個性(自信)が出てくる。

・完全主義は自信の無さの裏返し(適当に生きてよい)

 

などなど、自分と他者の付き合い方や

自分の思い込みを変えて日々を生きやすくする、

そんな具体的な方法も詰め込まれてます。

 

だから、自信のつけ方を

学べるのはもちろんですが、読んでいる内に

 

「どんどん元気になっていける」パワーに満ちた内容になっています。

 

結局自分自信の意思と行動が「自信」を生む事を教えてくれる

 

という事で、「自信」を読んだ

感想含め記事してみましたが、

この書籍(加藤諦三氏)は

 

「自分を大きく見せずに肩の力を抜いて暮らしていこうぜ!」

 

って伝えたいのだと思いました。

 

実際、僕の周りにいる

自信を持っている人って

 

「強そうに振舞わずにありのままの自分」

 

で、生きる人が多くて、良い意味で

力を入れずにゆる~く生きてます。

 

他人に対して虚勢も貼らないし、

過剰なパフォーマンスも一切しません。

 

逆に、一見するとパッとしない、

控え目で大人しい謙虚な人が多いです。

 

でも、必要以上に自分を大きく見せようとしないので

自分の人生における大事なポイントでは

 

エス、ノーをはっきり言うし、行動に移すのも速いわけです。

 

だからこそ、今の自分より

少しでも多くの自信を持ちたいなら

 

自信を持とう!自信たっぷりなろう!と思わず、

 

「自信が無い自分でもOK。強がらずに生きていこう」

 

弱いままの自分でも良いし、

ありのままに生きていけば良いのだ、

そう思い毎日を過ごしていくことが

 

結果的に「自信を持つための最良の方法」になります。

 

 以上、加藤氏の

「自信」を読むと

 

「無理せずにありのままの自分で在る事」

 

に、気づけますし、

虚勢を張るのではない、

自信の本質を知る事が出来ます。

 

自分の人生や進路など、何かに迷った時の

「カンフル剤」になりますので、是非とも読んでみてくださいね(^^)

 

では、カズでした。